見た目だけじゃないインプラント治療
白く、美しく、機能的な歯のために
しっかり噛めて、なおかつ見た目が良い…といったごく当たり前の歯科治療のことを「審美歯科」と言います。
ただ美しさだけを追求するのではなく、機能の向上も目指します。
見た目はいいから、噛めるようにしてほしい
この要望は、果たして実現可能でしょうか?
口元の見た目がそこそこで、十分な噛み合わせは望めるでしょうか?
見た目は、歯の色だけではなく形やバランスにも影響されます。見た目の良い歯は、良い形・良いバランスをしているものです。
つまり、見た目が良い歯ほど、よく噛めるということではないでしょうか?
「見た目はいいから、しっかり噛めるようにして欲しい」
そんな治療はできません。
しっかり噛めるように治療をすれば、それに伴って見た目も良くなります。
歯科治療に限らず、どんな治療においても機能的な要素と審美的な要素は密接に関係しており、無視はできません。
よく噛めるとは
臼歯部において、第一大臼歯には7~8点の接触点が必要といわれています。
しかし、保険適用の銀歯だと、咬む接触点は2~3点が限界です。
それは、材料的に適合精度に限界があり、製作工程1回と少ないからです。これでは、噛めるとは言えません。
見た目もよくありません。
しかし、保険外のセラミックだと、きちんと咬み合わせる事ができます。
それは、適合精度がよく(30~40ミクロン)、製作工程は4回あるからです。
咬む接触点の数が多く、7~8点以上あります。しかも、歯に近い色です。形は天然歯のようです。
よく噛めるということは、見た目もいいのです。
よく噛めるようにするには、保険外というより、
- 材料は、かみ合わせを足すことのできる材料を使用すること
- 製作回数が必要であること、適合精度がいいこと
- 特にインプラントの場合は、天然歯以上に精度が必要であること
を厳守しなくてはなりません。
見た目がいいとは
「審美歯科」という分野は、あたかもそういう独立した分野があるかのように考えられていますが、もともと単独で存在するものではありません。実際は歯科医療すべてに審美的な視点は必要であり、虫歯治療を始め、歯周病治療にも、インプラント治療にも、入れ歯にも含まれているのが正しい「審美歯科治療」だと言えます。 一時的に見た目を良くすることは簡単ですが、長期にわたって美しい歯を維持していく為には、その人に合った根拠ある審美性が求められます。ただ闇雲に治療するのではなく、総合的に口腔内を改善させることが大切なのです。
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